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2007年10月05日

千載不決の議

千載不決の議(せんざいふけつのぎ)とは、北宋の太祖趙匡胤の死と、その死後の弟・太宗趙匡義による帝位継承をめぐる一連の疑惑のことである。載とは、年という意味である。

開宝九年(976年)10月20日(陰暦)の夜、太祖が急死すると、弟の趙匡義が帝位に即いた。これが宋の太宗である。しかし、その即位には当初から疑問が投げ掛けられていた。即ち、太祖には立太子されてはいないもののすでに成人した皇子が何人も居り、さらに、既に人事不省となっていた太祖の寝室に当時、晋王と名乗っていた、太宗が見舞いに駆けつけるなり、太祖の死が公表されたことから、太宗が兄・太祖を殺害した上で、即位したのではないかとの疑惑がもたれたのである。

太宗自身は、自身の即位は太祖の遺詔があり、自分達兄弟の母である杜氏の遺言(金匱の誓い)でも趙氏の成人男子が年齢順に即位することが定められており、これに従って即位したとの立場をとった。しかし、太宗は即位以降、太祖の皇子を自殺に追い込んだり、金匱の誓いに従えば、次の皇帝になるべき趙廷美を失脚させた後に、死に追い込み、結局は太宗の子孫に帝位が伝えられる事となり、その信憑性を大きく傷つけることとなった。さらに、皇帝の崩御によって改元する場合は崩御の翌年から元号を改める踰年改元にすべきところを、太宗の即位と同時に太平興国と改元したことも、太祖に対する礼を失するものとして疑惑を深めている。 このことから、太宗による太祖殺害の疑惑は宋一代ばかりか、こうして1000年たった今でもこうして結論が出ぬまま取り沙汰されているのである。まさに千載不決といえよう。

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2007年09月25日

福田内閣発足へ 課題はどうなる?

新内閣の発足です。

福田康夫内閣が25日発足し、経済閣僚の顔ぶれが固まった。平成21年度の基礎年金の国庫負担引き上げを控えた財源の確保、所得格差や地域間の経済格差の解消と歳出削減の両立にいかに取り組むのか。安倍政権から積み残された課題は多い。参院の過半数を野党に握られ、厳しい政策運営が迫られることは必至の情勢だ。

 ■消費税増税
 「将来的に消費税を上げて、社会福祉をやっていくという考え方はやむを得ない」。自民党総裁選の最中、福田首相は参院選での自民敗北以降、先送りの動きがみえていた消費税論議から逃げない姿勢をみせた。
 基礎年金の国庫負担は平成21年度に3分の1から2分の1に引き上げられる。それに伴い必要となる2・5兆円の財源の確保は喫緊の課題。財源として有力視されている消費税論議に拍車がかかる可能性が高くなってきた。
 経済成長に頼った財政再建を目指した前政権に比べ、より現実的な路線に向かった形だが、消費税増税には野党の反発は強い。福田氏は「民主党と協議をするテーマ」としており、与野党協議の中で、改革の道筋をつけられるかどうかが焦点となる。

 ■歳出削減
 財政再建の1丁目1番地ともいえる平成23年度のプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化に黄信号がともる。
 公明党の北側一雄幹事長が黒字化に向けたスケジュールの変更を求めるなど地方や家計に広がる経済格差を背景に与野党からの歳出拡大圧力は強まる一方だ。
 福田首相は、旧来型の「ばらまき」には否定的だが、歳出・歳入の一体改革で示された公共事業の3%削減に対し、「一律3%削減には反対」と述べるなど大幅な軌道修正が予想される。
 国と地方合わせて773兆円に上る長期債務を抱え、財政再建の遅れは国際的な日本の信認にもかかわり、一歩も後退が許されない状況だ。
 すでに各省庁からの概算要求が締め切られ、平成20年度予算の編成作業が本格スタートしている。安倍政権下で進められた予算編成に対し、どう方向転換するのかみえてこず、「新政権の誕生がどんな影響を及ぼすのか…」と財務省幹部も出方を見守っている。

 ■地域活性化
 安倍政権の崩壊の背景には、格差拡大に対する“地方の反乱”があった。それだけに小泉、安倍政権のもと進められた構造改革の結果、疲弊した地方をいかに活性化するのかは、福田政権の重要課題の1つといえる。
 福田首相は、総裁選の公約で地方が自立できる税制・交付税の検討▽地域コミュニティーの再生・振興-といった施策を挙げている。
 都市への偏在が目立つ法人2税(法人住民税、法人事業税)の配分の見直しに取り組むが、東京や愛知などの反発も強い。地方交付税も、厳しい財源の中、大幅な増額は難しいのが現実で難しいかじ取りに迫られる。
 地方版の産業再生機構である「地域力再生機構」の創設など安倍政権が進めた活性化策を加速させる一方、福田色を出した効果的な施策を打ち出せるかどうかは不透明だ。

福田氏がどのように自民党を立て直すかみものですね!